KindleがiPad Proに対応、解像度が最適化された模様
これまではノーマルiPadの拡大表示だった模様
Kindleがアップデートして、iPad Proに最適化されたようです。
バージョン 4.17 の新機能
iPad Proのサポート
iPad Pro本来の画面解像度に対応しました。リフロー型テキストブックのフラッシュカード、ノートブックのエクスポート、向上したノートブックフィルター機能
リフロー型テキストブックで、フラッシュカード、Eメールへのノートブックのエクスポート、さらに豊かなノートブックフィルター機能(章単位のフィルターなど)が利用できるようになりました。
iPad ProでのKindle読書は端末の重さもあって、あまり快適とは言えないですが、そもそも「なんか表示が眠たいな。。」と思っていました。
今までは、どうやら通常のiPadの解像度を拡大表示してたようですね。今回のアップデートでiPad Pro本来の画面解像度に対応ということです。
アップデート前の表示とアップデート後の表示を比較できるようキャプチャを撮ってみました。
アップデート前
アップデート後
それぞれの画像をクリックすると元画像が表示されます。ファイルサイズの制限があるため、PNG8で再圧縮していますが、解像度の違いは分かると思います。
文字サイズを完全に同じにできなかったのですが、明らかにアップデート後の方が解像度が高いです。文字のラインが非常にシャープになってます。
画像については配信側の高解像度対応が必要か
挿絵の方については、正直、はっきりと解像度が上がったかどうか判別がつきづらいです。
すべて画像で配信されるコミックスをチェックしてみると、こちらはアップデート後も少々ぼんやりとした印象です。
おそらく、KindleアプリはiPad Proの解像度に対応したものの、配信側の画像解像度については、まだノーマルのiPad Retina解像度なんじゃないかと思います。
写真集はともかく、コミックスについては、文字や線が多いので、解像度が低いとすぐに気が付いてしまうように思います。
今回、iPad ProにKindleアプリが対応したことで、配信側も画像の上限をiPad Proに合わせてくれるといいのですが。
iPad Pro最適化はまだまだこれから
iPad Proのリリースにあたって、Apple側では、iPad Proに最適化されていないアプリは、自動で拡大表示されるようにしていると思われます。
iPad Pro(2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi)とiPad Air2(2,048 x 1,536ピクセル解像度、264ppi)の解像度を比較すると、ちょうど1.33倍で縦横の比率も等倍になっているので、自動拡大がとりあえずは手っ取り早い対応方法でしょう。
ただ厳密に言うと長辺の方が若干比率が大きくなっています。
上の参考画像ではアップデート前の画像の両端に黒いラインが入っていますが、おそらく調整のために入るラインのように思われます。
先日、dマガジンのキャプチャを撮ってみたのですが、そちらでも線が入っていたので、多分そのような理解で間違いないかな、と。dマガジンも最適化してくれるといいのですが。
そもそもiPad Proのホーム画面もアプリアイコンがノーマルiPadと変わらなかったり、Apple自身の最適化もまだまだこれからのような気がしますね。
その他にも、iPadでiPhone専用アプリを表示させると、「1x」「2x」でiPhoneの画面が表示されますが、2xを選んでも iPad Pro では画面いっぱいに表示されません。せっかくの大画面なのにノーマルiPadと同じ大きさになってしまうのはちょっと残念です。
今の状況は、なんとなくiPhone 6 Plusが出た時に似ているような気がします。iPhone 6 Plusはリリース当初、初の大画面iPhoneとして歓迎されたように思いますが、アプリのほとんどがiPhone 5の拡大表示だったため、「らくらくiPhone」とかネットで悪態をつかれてましたよね。
そんな状況もリリースから1年経って、かなり最適化が進んだように思います。
iPad Proへの最適化もまだまだこれからと思って、のんびり構えておいた方が良いのかもしれません。
Kindle本の管理機能向上も早く!
というか、今回のアップデートは単純に嬉しいのですが、それよりも何よりもAmazonにはKindleで購入した本の管理機能を早くなんとかしてもらいたいです。
せめて、カテゴリー(販売時のカテゴリーでOK)と著者名と既読、未読で自動フォルダ分けして欲しい。。
この辺りは全く改善の気配がないので、少し不思議な気もしますが。こちらものんびり待つしかないですかね。。